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B3の皆さんへ

  • 今年度の見学会の日程は以下の通りです
  • 10/23(Mon): 全体説明会
  • 10/24(Tue) 18:10-20:00 @DR-8(14-218): 説明会
  • 10/30(Mon) 18:10-20:00 厚生棟大会議室 (生協の建物の3階): 説明会
  • 11/6(Mon) 18:10-20:00 @DR-8(14-218): 説明会
数ある研究室の中から今井研究室に興味を持ってくださった皆さん、ありがとうございます!
今井研ではB3に向けてイベントを開催していきます

せっかく興味があるのに予定が合わなくてどうしても参加できない……

そんな時はいつでもメールで声をかけてください!
きっと優しい先輩たちがあなたのために日程調整をしてくれるに違いありません!

RESEARCH

人間とインタラクションできる人工知能の実現を目指して

ChatGPTに代表される大規模言語モデルの登場により、ロボットを人と表面的に会話させることが容易になり、人とインタラクションできる人工知能は既に実現された技術にも見えます。 しかしながら、人が話したい話題が何で、会話の文脈がどのように移り変わっている中で相手が本当に思っていることをコンピュータが把握することはさらなる研究が必要になります。 今井研究室では、人と真のインタラクションができるコンピュータの実現に向けて、人が何を言わんとすることを理解したり、人と機械が相互に理解する過程を扱える人工知能アルゴリズムに関して研究しています。 また、ロボットやCGエージェントを用いた知的エージェント(秘書、受付、店員、カウンセラー、学習支援)への応用展開も狙っています。

AIアルゴリズムの研究

人に分かりやすいデザインを機械に与え使いやすくすることがヒューマンインタフェースであるとするならば、人を理解できるように機械を賢くして扱いやすくすることがインタラクティブな人工知能技術の目標とも言えます。 機械学習・推測アルゴリズム・会話データ・センサデータを用いて、人が何を言わんとすることを理解したり、人と分かり合えているどうかを判定できるドラえもんのような(?)夢のコンピュータの実現にチャレンジしています。

インタラクティブな機械学習

人工知能分野において機械学習は外すことができなトピックとなっています。 日常の出来事や人の日常行動は、時々刻々と様々な事が起こります。 事前に用意されたデータに対して行う機械学習というデータサイエンス的な枠組みを超えて、起きた出来事の中から直接学習したり、適応的に賢くなる仕組みを考える必要があります。 強化学習を初めとする能動的に行動しながら学習する手法について研究します。

知的インタラクティブシステム

人工プログラムでコンピュータが賢くなっても、人から見てその賢さは良く分かりません。 自己表現するロボットやCGの人型エージェントの映像などの方法でコンピュータが自己表現しながら知的さをアピールする必要があります。 CGエージェントや小型ロボットを用いて、人と知的にやりとりできるシステムを実現していきます。

FEATURES

STATE-OF-THE-ART

今井研究室ではインタラクティブAIの研究をしています。研究テーマは先生やグループリーダーと相談しながら決めます。近年Googleが盛んに研究を行なっている深層強化学習や人の脳や認知モデルに基づいた深層学習の研究も行なっています。また、全脳アーキテクチャ若手の会と密接な関係にあります。

CONFERENCE

研究の成果は毎年国際学会で発表しており、CHI(ヒューマンコンピュータインタラクションの最難関国際会議)、HRI(ロボットの最難関国際会議)、HAI(今井先生と日本の人工知能研究者が立ち上げた国際会議)などをはじめ、多くの国際会議に採択されています。また、学術論文しに適宜投稿し、成果発表を行なっています。

ROBOT

日本最高峰の研究所ATRで世界で初めて開発されたヒューマノイド「ロボビー」や、その小型版で子犬をモチーフにした「ロボビーMR2」など、多くのロボットを保有しています。これらは学生が自由に研究・実験に使用できます。

FACILITY

今井研究室には、他にはない資産が数多くあります。高精度3Dプリンタやロボット、必要に応じてパソコンを支給します。研究室内での深層学習の需要に応えるために大幅に計算機資源を増強しました。

COLLABORATION

国内外の研究機関と連携して、共同研究を行なったり、研究費提供を受けています。研究プロジェクトとしては、科学技術振興機構CRESTにて人と相互理解できる人工知能の研究、NEDOにて人間の学習を支援するコンピュータの実現を目指して研究しています。

IPA

今井研究室からはこれまで2002、2006、2009、2011、2013年度の計5名の未踏クリエータを輩出しています。未踏プロジェクトは「情報処理技術試験」を実施しているIPAが募集する若手育成プロジェクトです。

RESOURCES

2台のGPUサーバと5台以上のタワー型マシンを保有しており、GPUの数は計30個以上です。

特にGPUサーバは計14個の高性能GPU(1)を搭載しており非常に強力な計算資源となっています。

また、より強力な計算資源を必要とする研究に関しては、クラウドGPUサーバABCI(2)の利用も可能です。

(1) NVIDIA Quadro RTX 8000 x6, NVIDIA Quadro RTX 6000 x8 (2) Intel Xeon Gold 6148 x2 (40 core), NVIDIA Tesla V100 x4

DEMO

今井研究室で行われている研究の一部を紹介します

画像をクリックで拡大表示、または動画が再生されます

対話の内容に合わせて発言内容を修正するシステム

オンラインミーティングやオンライン授業で話を聞き逃してしまった時に、会話の理解度が曖昧な状況でも適切な発言をすることができるように補助するシステムです。相手の話を聞き逃してしまった人が、システムに文章を入力すると、聞き逃した会話の内容に合わせて入力した文章を修正してくれます。これによって、聞き逃しが発生した場合においても、気軽に話に参加することができます。

覗き見に強い画像認証システム

スマートフォンの画面にて数字を入力しているのを見られてしまった場合,その相手に高い確率にパスワードがバレてしまうと考えられる.そこで,画像の条件(例:メガネを身につけている人,短髪の男性など)をパスワードにして,認証画面にてその条件に合致する顔画像を選択することで認証が可能であるシステムを提案する.例を提示するので,条件は何かを考えてほしい.Simpleの方は,上から1行目左から2列目が正解画像,Complexの方は上から2行目左から3列目が正解画像である.よく見れば条件は分かるかもしれないが,実際に覗き見る場面だと瞬時に条件を判断する必要があるため,盗み見をして不正に認証を突破するのは難しい.

対話を通じた体験記生成

ロボットとの対話を通じて旅行体験記を生成するシステムの実現を目指す.旅行中に撮影した写真を見るだけでは,その写真の背後にあった出来事を知ることはできない.そこで,本システムでは対話を通じて情報を聞き出し,旅行体験記としてまとめる.

チャットにおけるAIの寄与割合を調整する方法の検討

近年,人同士のチャットコミュニケーションにおいてAIが返答をサジェストする機能が導入され始めている.本研究では,このようなAIサジェストが人が記述する内容にどのような影響を与えるか調査している.加えて,人が文章を書く際にAIの利用率を調整する方法を検討している.

オーナシップ認識によるヒューマンロボットインタラクション

円滑に人とロボットがインタラクションするためには人間と同等に周囲の状況を認識することが必要です.そこで,特に「モノのオーナーシップ認識」に焦点をあて,オーナシップ認識機能を持ったロボットがどのように人とインタラクションするかについて研究をしています.

文脈上重要な発言を特定して会話のすれ違いを研究

複数のタスクをしながら会話をしていたり他のことを考えていると、会話の一部を聞き逃してしまうことがある。(a)では重要な発言を聞き逃した男性が女性に何と言ったか聞き返している。(b)では会話についていくために重要な文を特定し提示することで、スムーズに会話が進んでいる。

Sotaを使った学習力向上のシステムの検討

「リブォイシング」といういわゆるおオウム返しの手法が学習内容の定着に有効であると言われている.この手法をSotaが学習者に対して行うことで新しい知識を学ぼうとしている人の学習力は向上するのかについて検討している.

英語穴埋め問題の自動生成システム CLOZER

Q. 以下の穴埋め問題に入る単語を答えよ.“If you want to go to Keio University, you should ____ hard.” このような自由記述の穴埋め問題をcloze testと言います.この研究では,正解の単語意外文脈的に入らない問題を良いcloze testとして,自動で問題を生成するアルゴリズムCLOZERを開発しました.CLOZERでは,大規模自然言語モデルであるBERTを用いて人間の解答傾向をシュミレートし,ジニ係数に基づいたGapスコアを算出することで問題を生成します.機械学習モデルは問題を解く際の人間の思考をシュミレートすることができるのか,そして機械学習モデルは良い問題を作ることができるのかを明らかにするために,研究を行っています.

対話の内容に合わせて発言内容を修正するシステム

オンラインミーティングやオンライン授業で話を聞き逃してしまった時に、会話の理解度が曖昧な状況でも適切な発言をすることができるように補助するシステムです。相手の話を聞き逃してしまった人が、システムに文章を入力すると、聞き逃した会話の内容に合わせて入力した文章を修正してくれます。これによって、聞き逃しが発生した場合においても、気軽に話に参加することができます。

雑談から話題遷移を自然に行い、タスクを達成するチャットボット

本研究では、ユーザとチャットボットの雑談からチャットボットがある特定の分野に会話を遷移させ、最終的にこちらが用意した商品を自然にチャットボットが勧めることを目的とする。お店の店員の代わりとしての使用が想定される。

見たものを伝えるロボット

人間はコミュニケーションの中で,過去に見たことを見ていなかった人に対して伝えることがある.この研究では,人間と同様にロボットが見たものについてそれを見ていなかった人に伝える状況を考える.そのようなロボットと人間とのコミュニケーションを探る.

好み推定会話における話者交代時の会話引き継ぎ支援

人と人との対話途中で、一人の対話者が今までの会話内容を知らない第三者に交代したとき会話がうまく続かない。この研究では、会話をスムーズに続けられるような支援システムの構築を考える。

screwを使った英語学習システム

If you are Keio student, you may be ____. ____にはrich以外の単語は入る可能性はあるのかを点数化してくれるscrewというシステムが今井研究室にある.その点数を上げることを目標に英作文の勉強をした場合とそうでない場合で英語力向上に違いはあるのか,またこれを意味の関連図で表示した際にどのようなことがわかるのかといったことを検討,調査している.

装着者と自然なコミュニケーションを行う肩乗りロボット

肩乗りロボットとその装着者とのインタラクションにおいて、身振りを交えつつ、装着者の発話に応じて雑談と商品推薦を適切に切り替えて自然なコミュニケーションを続けられる肩乗りロボットのシステムを開発する。ショッピングモールなどでの使用が想定される。

パンチルトカメラを用いた人間の注意の獲得

会話などの自然言語から注意を向けるべき物体を獲得して、その物体に注意を向けやすくなるようにパンチルトカメラを動かす。

ファッション画像検索の対話と好み推定を組み合わせたシステム

アパレルショップにおいて店員は顧客との商品推薦の対話において顧客一人ひとりの好みを推定し,商品の推薦を行なっている.この研究では,アパレルショップでの場合と同様にユーザーからのフィードバックを受けて商品推薦の対話を行い,その中でユーザー一人ひとりの好みを推定することでユーザーがより好む商品の推薦を目指す.

SCHEDULE

October-November

見学会

2023年度の日程は以下の通りです
  • 10/23(Mon)
    • 全体説明会
  • 10/24(Tue)
    • 18:10-20:00 @DR-8(14-218)
    • 説明会
  • 10/30(Mon)
    • 18:10-20:00 厚生棟大会議室(生協の建物の3階)
    • 説明会
  • 11/6(Mon)
    • 18:10-20:00 @DR-8(14-218)
    • 説明会

January

Final

期末試験頑張りつつ、卒論・修論発表もこの時期なので是非見に行きましょう!

February

Lintaraction

今井研究室のOB会を行います。

March

Training

研究室の活動がいよいよ始まります!新人研修ではみんなのレベルに応じて必要な知識を教えます!

April

New Semester

Appreciating Cherry Blossoms

新学期が始まったのでお花見に行きましょう!

May

Softball Championship

理工学部、全研究室対抗のソフトボール大会に出ます!楽しくやりましょう!

June

Reading Articles

7月終わりの情報工学科内の輪講発表に向けて論文を選んで発表練習を行います。英語の論文にも慣れちゃいましょう!

July

Presentation

Farewell Party

輪講発表を他の研究室の先生の前でやります。今井研究室には多くの留学生が在籍しており、7月の終わりに帰ってしまうので送別会を行います!

August

Curry Party

Bachelor Thesis Startup

今井研究室恒例のカレー屋さんに行きます!8月で研究の進捗を出しましょう!

September

Summer Camp

夏休みに合宿をやります!しっかり遊びましょう!

October

Yagami Festival

創想館で研究発表を行なっています。

November

Futsal Championship

フットサル大会に出場して他の研究室を倒しましょう!

December

Bachelor Thesis Report

卒論の進捗を研究室内で発表します!

January

Bachelor Thesis Presentation

卒論発表です!お疲れっす!

OUR LAB

今井研究室が使っている教室の写真です!

ACCESS

今井研究室の学生は26-203, 14-517で研究をしています!
いつでも見学に来てください!