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B3の皆さんへ

  • 今年度の見学会の日程は以下の通りです
  • 10/29(Tue) 18:10-20:00 @DR-8(14-218): 説明会
  • 11/5(Tue) 18:10-20:00 @DR-8(14-218): 説明会
  • 11/11(Mon) 18:15-19:30頃 @14-517: 研究室見学・懇談会(途中参加OK)
数ある研究室の中から今井研究室に興味を持ってくださった皆さん、ありがとうございます!
今井研ではB3に向けてイベントを開催していきます

せっかく興味があるのに予定が合わなくてどうしても参加できない……

そんな時はいつでもメールで声をかけてください!
きっと優しい先輩たちがあなたのために日程調整をしてくれるに違いありません!

RESEARCH

人に寄り添うパートナーAIの実現を目指して

キーワード: 感情 心の理論(意図・欲求) 認知科学とAI ソーシャルロボット

 あなたが欲しいものや知りたいことをインターネットで検索する時代から、あなたの好みに応じてAIシステムが欲しいものを積極的に見つけてきてくれる時代になってきています。さらに進むと、見つけるだけでなく、あなたの代わりにそれ購入したり、予約してくれるようになるでしょう。さらに進化すると、(あなたの知らないうちに)あなたに成り代わって友達を作ってきたり、飲み会の約束をしてきたりするようになるかもしれません。勝手に、そんなことされたら困ると多くの人は思ったことでしょう。このような極端な場面を考えることで、未来のAIシステムのあり方を考え出すことができます。
 AIシステムが勝手に友達を作った理由を人に説明できるようなると良いかもしれません。もしくは、AIシステムがあなたの好みを把握してくれていると思えてくるぐらい、日常的にあなたと生活を共にしてコミュニケーションすることが重要かもしれません。そもそも、日常的にAIとコミュニケーションするとはどういうことなのでしょうか? どらえもんは、便利そうだけども、ほんとうにドラえもんがあなたの家にいたら、毎日なにをしますか?
 未来の人に寄り添うパートナーAIの姿を想豫しながら構築してくことで、人間がコミュニケーションする際に重要な感情や、心(欲求や信念)を考慮した人工知能を作っていきます。今現在話題になっているAI技術ではなく、ずっと未来のAIに必要な手法を研究開発することで、まだ世の中に存在していない新しいシステム・サービスを生み出していくことのできる研究開発能力をみんなに持ってもらうことを目指します。

FEATURES

STATE-OF-THE-ART

今井研究室ではインタラクティブAIの研究をしています。研究テーマは先生やグループリーダーと相談しながら決めます。近年Googleが盛んに研究を行なっている深層強化学習や人の脳や認知モデルに基づいた深層学習の研究も行なっています。また、全脳アーキテクチャ若手の会と密接な関係にあります。

CONFERENCE

研究の成果は毎年国際学会で発表しており、CHI(ヒューマンコンピュータインタラクションの最難関国際会議)、HRI(ロボットの最難関国際会議)、HAI(今井先生と日本の人工知能研究者が立ち上げた国際会議)などをはじめ、多くの国際会議に採択されています。また、学術論文しに適宜投稿し、成果発表を行なっています。

ROBOT

日本最高峰の研究所ATRで世界で初めて開発されたヒューマノイド「ロボビー」や、その小型版で子犬をモチーフにした「ロボビーMR2」など、多くのロボットを保有しています。これらは学生が自由に研究・実験に使用できます。

FACILITY

今井研究室には、他にはない資産が数多くあります。高精度3Dプリンタやロボット、必要に応じてパソコンを支給します。研究室内での深層学習の需要に応えるために大幅に計算機資源を増強しました。

COLLABORATION

国内外の研究機関と連携して、共同研究を行なったり、研究費提供を受けています。研究プロジェクトとしては、科学技術振興機構CRESTにて人と相互理解できる人工知能の研究、NEDOにて人間の学習を支援するコンピュータの実現を目指して研究しています。

IPA

今井研究室からはこれまで2002、2006、2009、2011、2013年度の計5名の未踏クリエータを輩出しています。未踏プロジェクトは「情報処理技術試験」を実施しているIPAが募集する若手育成プロジェクトです。

RESOURCES

2台のGPUサーバと5台以上のタワー型マシンを保有しており、GPUの数は計30個以上です。

特にGPUサーバは計14個の高性能GPU(1)を搭載しており非常に強力な計算資源となっています。

また、より強力な計算資源を必要とする研究に関しては、クラウドGPUサーバABCI(2)の利用も可能です。

(1) NVIDIA Quadro RTX 8000 x6, NVIDIA Quadro RTX 6000 x8 (2) Intel Xeon Gold 6148 x2 (40 core), NVIDIA Tesla V100 x4

研究紹介

今井研究室で行われている研究の一部を紹介します

画像をクリックで拡大表示、または動画が再生されます

少ないサンプルで商品を推薦するロボットInteractive-SmartClerk

機械学習でモデルをつくるときには大量のサンプルが必要です。ある人の好みのモデルをファインチューニングするにしても、それなりの好みのサンプルが必要です。一方で、店の店員は2,3好みを聞くことで商品を推薦できたりします。この研究では、人が相手の好みをどのように推定するのか、認知科学実験をおこない明らかになった数理モデルを利用しています。4着のドレスの好みを聞くだけで、好みのドレスを推薦することができます。

仲の良し悪しを判断しながら会話するロボット

人は、会話の中で意見が合う合わないを考えながら、会話します。時には話し合いの中で仲間割れが生じます。本研究は、大規模言語モデルで会話参加者の関係を推測させながら、ハイダーのバランス理論と呼ばれる三人の間の好き嫌いの関係の変化規則を利用することで、仲間になったり、仲間割れが発生する会話を実現しています。慶應ファンのペッパーくんと、早稲田ファンのペッパーちゃんと、人間の三人の会話を見てみましょう。

主観表現によるイラスト生成

絵が上手じゃない人が、上手な人に絵を描いてもらいたいときには、言葉で描いて欲しい絵を伝えないとなりません。犬とか猫とか描いて欲しい物の情報、それらの位置とか、色とか、欲しい絵の特徴は客観的なものもあります。さらに客観的特徴に加えて「明るい印象で」とか、「ダイナミックな構図で」といった主観的な表現も付け加えて欲しい絵を伝えることもあります。しかし、主観的な表現は、いろいろな解釈が可能なので、一度で欲しい絵にならなかったりします。本研究では、画像生成AIが生成した絵の印象と、人が頭の中にある絵のイメージをなん度も擦り合わせて、欲しい絵を生成する仕組みを作りました。

聞き逃し支援システム

zoomなどのオンライン会議では、他のことをしていてつい他の人の話を聞き逃してしまうことがあります。話を聞いていない時に、意見を求められて困った経験がある人もいると思います。このような聞き逃した発言の中から重要な発言(SCAINsと呼んでいます)を見つけるアルゴリズを作りました。また、聞き逃した人にSCAINsを提示して、聞き逃し場面を乗り切るSCAINs Presenterを作りました。この研究が実用化されることで、一人の人が複数の会議に参加できたり、複数の仕事を効率良くこなすことができるようになります。
ビデオでは、Aさんとあなたが横にある絵について会話をしていて、Bさんが話を聞いていない場面です(このビデオではAさんとBさんは、gpt4を用いています。あなたは、人間の入力です)。Aさんとあなたの会話の中で聞き逃すと意味が発生する会話が生じると、該当箇所が黄色と赤色で表示されます(アルゴリズムの判定をわかりやすくするために色をつけてます)。ビデオの中では、この場面で、該当箇所を聞き逃すとどうなるかを、Bさんに話を振ることで確かめています。色のついた場所を聞き逃しているBさんが検討違いのことを言い出すのがわかると思います。

対話を通じた旅行体験記生成

ロボットとの対話を通じて旅行体験記を生成するシステムの実現を目指しています。画像キャプショニングが登場し、画像に関する説明文が得られるようになっていますが、その写真をとった時のエピソードや、体験したことなどの思い出は、画像情報から得られません。旅行体験記を作るためには、本人から情報を聞き出す必要があります。本研究では、旅行で撮った写真に対して人と会話するロボットを実現しました。そして、ロボットとの会話を通して得られた情報をもとに、思い出話の詰まった旅行体験記を生成することができます。

SCHEDULE

October-November

見学会

2024年度の日程は以下の通りです
  • 10/29(Tue)
    • 18:10-20:00 @DR-8(14-218)
    • 説明会
  • 11/5(Tue)
    • 18:10-20:00 @DR-8(14-218)
    • 説明会
  • 11/11(Mon)
    • 18:15-19:30頃 @14-517
    • 研究室見学・懇談会(途中参加OK)

January

Final

期末試験頑張りつつ、卒論・修論発表もこの時期なので是非見に行きましょう!

February

Training

研究室の活動がいよいよ始まります!新人研修ではみんなのレベルに応じて必要な知識を教えます!

March

Lintaraction

今井研究室のOB会を行います。例年日吉のHUBで行っています!

April

New Semester🌸

新学期開始です!

May

Softball Championship

理工学部、全研究室対抗のソフトボール大会に出ます!楽しくやりましょう!

June

Reading Articles

7月終わりの情報工学科内の輪講発表に向けて論文を選んで発表練習を行います。英語の論文にも慣れちゃいましょう!

July

Presentation

輪講発表を他の研究室の先生の前でやります。必修単位なのでしっかり準備しましょう!

August

Bachelor Thesis Startup

8月で研究の進捗を出しましょう!

September

Summer Camp

夏休みに合宿をやります!しっかり遊びましょう!

October

Demo Presentation

夏休みの研究成果を研究室内でデモ発表します!

November

Bachelor Thesis Report

本格的に卒論テーマに取り組みましょう!

December

Keio Techno-Mall

慶応テクノモールに出展します!是非たくさん質問してください!

January

Bachelor Thesis Presentation

卒論発表です!お疲れっす!

OUR LAB

今井研究室が使っている教室の写真です!
26-203
みんなの作業場
14-517
ロボット研究がメイン

ACCESS

今井研究室の学生は26-203, 14-517で研究をしています!
いつでも見学に来てください!