*Communication Robot / Human-Robot Interaction (HRI)

知能ロボットの今性の効果






人とロボットのコミュニケーションを成立させるためには、ロボットが今性を示す振る舞いをする必要があります。

ロボットの今性とは、人の話しかけや動き、周辺に起きる出来事に実時間でロボットが反応を示し、ロボットが同じ文脈を共有していると人に思わせることです。ロボットが今性を示して、初めて人はロボットの心(想像上のロボットの心の状態)を推測してくれるようになります。上の写真は、ユーザがロボットに物の名前を教えている場面です。ユーザの教える振る舞いに反応することでロボットは今性を示しています。ユーザは、ロボットの反応を見て、理解度を想定しながら教えるという行為を自然に行うことができてます。

人とロボットのコミュニケーションの演出






ロボットの方から人に話しかけてコミュニケーションを開始することは、その反対(人がロボットに話しかけて開始する場合)よりも難しいことが知られています。

写真の研究は、人の五感を利用してロボットが人とのコミュニケーションを開始しようとしている場面です。この手法は、コミュニケーションを開始する上で高い効果があることが分かりました。ロボットが人にチョコレートをあげて、人が食べるように勧めているシーンです。ここで、人がチョコを食べ始めたときにロボットが「おいしいでしょ?」と話しかけます。すると、ロボットが人に対して共感している(ロボットが人の心を読んでいる)と人に思わせる効果があり、円滑にコミュニケーションを開始できることが分かりました。

Michita Imai, Mariko Narumi, “Immersion in Interaction Based on Physical World Object”, The 2005 International Conference on Active Medial Technology, AMT, 2005,pp.523-528

インタラクションを利用した感情認識




感情認識は、知能ロボットを作る上でも重要な研究テーマです。インタラクションの中で感情認識を考えると、インタラクションの文脈も考慮すべきであることが分かっています。人の感情は、ロボットとのインタラクションのループの中で変化しますので、インタラクションの文脈から独立して扱うべきものではありません。この研究は、人とロボットのインタラクションの文脈を参照し、人の表情を解釈する方法を研究しています。